腎臓専門外来
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腎臓専門医という視点から
成人の8人に1人が腎臓病といわれています。
今の腎機能を維持し腎不全、すなわち透析治療に至らないように患者様にも知識を持っていただく必要があります。腎臓病はその段階により食事内容・水分摂取量・投薬内容そして合併症などが異なります。
ですから御自分の病状に合わせた指導を外来で受けることが大切です。
私は透析専門医でもあり、透析を専門としていた時期があります。日本の透析治療は世界でトップレベルですが、透析患者様の大変さを知る者としては透析治療に至らないサポートをしたいと思います。
腎臓が心配になったら…
なるべく早く腎臓専門外来にお越しください。
腎臓専門外来をしていると、実際は正常な腎機能や尿所見なのに生活習慣や検査の条件などで異常を指摘されてしまっている方が案外多いのです。
指導を受け再検査を行ったら安心できると思います。
他方で残念ながら腎機能が低下してしまっている方も多くいらっしゃいます。
急性の疾患であればすぐに治療を開始できるか否かで予後が変わります。
開業医が診察を続けるのではなく早急に大学病院などに御紹介すべき疾患を見極める必要があります。
慢性腎臓病の患者様は今の腎機能を維持する努力をともにしていきます。
高血圧・脂質異常症・高尿酸血症・糖尿病などは腎臓に多大な影響を及ぼします。これらの疾患のコントロールが極めて重要です。